天()の原()　ふりさけ見れ()ば　春日()なる

三笠()の山()に　いでし月()かも

――阿倍仲麻呂

假名：

あまのはら　ふりさけみれば　かすがなる

みかさのやまに　いでしつきかも

汉译：

长空极目处，万里一婵娟。

故国春日野，月出三笠山。

现代文：

この唐土()にあり、大空()を遠く()眺めれ()ば中天()に月()が上っ()ている。ああ、あの月()は、故郷()の春日()の三笠()山()に出()ていた懐かしい()月()と同じ()なのだなあ。

鉴赏：

遥望长空，明月在天，那是昔日从奈良春日野的三笠山头升起的明月啊。他仿佛觉得，少年时代见过的三笠山上冉冉升起的皓月，已经飞过茫茫东海，前来迎接他这位日夜思归的游子了。

わが庵()は　都()のたつみ　しかぞすむ

世()をうぢ山()と　人()はいふなり

――喜撰法師

假名：

わがいほは　みやこのたつみ　しかぞすむ

よをうぢやまと　ひとはいふなり

汉译：

我住皇都外，东南结草庵。

幽深人不解，反谓忧愁山。

现代文：

私()の草庵()は都()の東南()にあり、こんなに心()静か()に暮らし()ている。それなのに人()々は、ここを世()を憂え()て逃れ()住む()宇治()山()だと言っ()ている。

鉴赏：

人们谈起宇治山，就容易联想到忧愁这个字眼。以为这里终年愁云惨淡，哭风怨雨。其实宇治山幽深静谧，满山翠绿，正是理想的隐居之地。闲看行云，静听松风，真乃仙境也。

注：译文摘自刘德润译本，仅供学习交流参考，侵删。