阅读难度:N3
ふしぎ工房
不思议工房
ふと目を覚ますと、見知らぬ部屋の中にいた。
我突然醒来,发现自己在一个陌生的房间里。
[ 点击显示译文 ]
ついさっきまでバーで飲んでいたはずなのに、と考えながら辺りを見回すと、なんだか薄暗い倉庫の中のように思えた。
刚才明明还在酒吧喝酒的啊?我一边思考着一边环视四周,这里看起来像是个光线昏暗的仓库。
[ 点击显示译文 ]
なんで自分はこんな所にいるんだろうと首を傾げていたら、ふいに「ご注文は?」という子供の声が聞こえた。
正纳闷自己为什么会身在此地时,突然传来一个孩子的声音:“你要买什么?”
[ 点击显示译文 ]
はっとして前を見たら、大机があって、その向こうにまだ小学生くらいの女の子がいた。
我吓了一跳,朝前面一看,在一个大桌子的对面,有个小学生模样的女孩子。
[ 点击显示译文 ]
少女はまた、「ご注文は?」と繰り返した。
少女又重复了一次:“你要买什么?”
[ 点击显示译文 ]
「注文?一体ここはどこなんだ?何を売ってるんだ?」
“买什么?这里到底是什么地方?你卖什么?”
[ 点击显示译文 ]
怪訝そうにしている僕に、少女は「ここは不思議工房よ、幸せを売っているの」と答えた。
面对一脸困惑的我,少女回答道:“这里是不思议工房,我们售卖幸福。”
[ 点击显示译文 ]
「不思議工房?幸せ?そんな物どうやって売っているんだ?」
“不思议工房?幸福?那种东西怎么卖?”
[ 点击显示译文 ]
少女は紙と鉛筆を差し出し、それに願いを書けという。
少女递过来纸和铅笔,让我在上面写下愿望。
[ 点击显示译文 ]
「願い?そんなもの、今の俺にはねえよ。」
“愿望?现在的我,哪还有什么愿望。”
[ 点击显示译文 ]
そう言うと少女は「じゃあ、お帰りなさい」と冷めた声で言った。
少女一听,冷冰冰地回道:“那,请回吧。”
[ 点击显示译文 ]
すると僕の意識はまた急に遠のいた。
随即,我的意识突然又开始模糊。
[ 点击显示译文 ]
はっとして顔を上げると、そこは今まで飲んでいたバーのカウンターだった。
我忽地抬起头,入目的是方才喝酒的酒吧吧台。猛地抬起头,发现自己仍然坐在刚才喝酒的酒吧吧台前。
[ 点击显示译文 ]
なんだか呆気にとられた気分だった。いつの間にか眠ってしまったらしい。
我有些恍惚,看来是不知不觉睡着了。
[ 点击显示译文 ]
もう今日は帰って寝ようと思い、バーを出たところで通行人の肩にぶつかった。
想着今天还是回去睡觉算了,结果刚走出酒吧就被一个路人撞到我的肩膀。
[ 点击显示译文 ]
そしらぬふりして通り過ぎようとしたそいつに、俺は言った。
那人装作没事发生想要直接走开,我便叫住了那家伙。
[ 点击显示译文 ]
于是,在这之后便发生了那次的事件。
[ 点击显示译文 ]
つづく🖌
选自丨続・ふしぎ工房症候群
EPISODE 4「兄からの手紙」
第六篇传送门