晴れと雨の桜並木
阅读难度:N3~N2
東京都立大泉高等学校附属中学校 2年 西田 淑乃
「もう夏か」 中学生になってから、私は夏のはじまりを学校の校門から昇降口の間にある桜並木で感じるようになった。
“已经入夏了吗?” 升入初中后,校门到教学楼入口之间的樱花林荫道,让我感知到了初夏的来临。
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私の学校は校門をくぐってすぐ、50 メートル以上の長い桜並木があり、その両脇には様々な種類の植物が植えてある。
一踏进校门,便是一条五十多米长的樱花林荫道,道路两旁栽种着各式各样的植物。
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晴れの日、植物が濃い緑に染まり輝く。両脇の桜の木はトンネルのように連なっていて、そこからは力強いセミの鳴き声が私を歓迎してくれる。青々としたにおいが鼻をくすぐる。目で、耳で、鼻で初夏の訪れを感じる。こんなに体で夏を感じることのできる場所はあまりないだろう。
晴天里,草木染上浓郁的翠绿,在阳光下熠熠生辉。两旁的樱花树枝叶交错,连绵成一条绿色的隧道。林间传来清亮有力的蝉鸣,仿佛在迎接我的到来。清新的草木气息轻轻撩过鼻尖。用眼睛去看,用耳朵去听,用鼻子去闻,我就这样感受着初夏的来临。能像这样沉浸式地感知夏天的地方大概不多吧。
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桜並木をしばらく進んでいくと、硬式テニス部の私は左に見えるテニスコートをつい見てしまう。オムニコートの砂が太陽の光できらきらしているのはとてもきれいだ。
沿着樱花林荫道走了一段路,我身为硬式网球部一员,总会不自觉地望向左手边的网球场。球场上的沙砾在阳光下闪闪发亮,好看极了。
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放課後の部活動で気持ち良くアタックをきめる、ダブルスでペアの子と協力して楽しくゲームをする、などとシミュレーションをしていると自然と頬が緩む。
我总在心里悄悄畅想:放学后在社团活动上痛快扣杀,或是在双打比赛中与搭档默契配合,尽情享受比赛的乐趣。光是这样想着,我的嘴角便不自觉地上扬。
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そんなことを考えているとあっという間に桜並木を抜けている。そして、今日も頑張るぞ、と気合を入れて昇降口をくぐるのだ。
想着这些,不知不觉间我就已经走出了樱花林荫道。我在心里给自己打气,默念一句“今天也要加油”,随即走进了教学楼的入口。
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しかし、雨の日はより夏らしさを感じられるだろう。
可雨天,反而更能让人感受到夏天的气息。
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雨の日、晴れているときに輝いていた葉は雨でいつもより生き生きとして見える。青々とした植物のにおいは雨と混ざってより強いにおいを放っている。頭上の桜の葉が傘に当たる音を不規則にするのが面白い。雨音にも負けないくらい大きな声で変わらず鳴いているセミに少し圧倒される。
雨天里,晴天里熠熠生辉的树叶被雨水浸润,比平日更显鲜活生机。清新的草木香气混着雨气,愈发浓郁。头顶的樱树叶片不时落在雨伞上,声音错落有致,格外有趣。蝉鸣也依旧响亮,丝毫不输雨声,那股气势甚至让我有些招架不住。
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その様子にうっとうしさを感じつつ、いつものようにテニスコートを見るとコートの砂が雨水を吸収しているのがわかる。放課後の部活がテニスではなく筋トレや素振りに変わってしまうことを考えると気分が沈む。
看着这番雨景,心里难免有些烦闷。像往常一样望向网球场,能看到场地上的沙子吸饱了雨水。一想到放学后的社团活动可能会因此没法打网球,只能做力量训练和挥拍练习,我的心情就不由得低落下来。
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そんな日は桜並木がいつもより長いように感じる。やっと昇降口につくと、入り口で友達が待っている。友達の顔を見ると雨の日でも楽しい休み時間の雑談があることを思い出して沈んだ気持ちは吹き飛ぶ。
在这样下雨的日子里,总觉得樱花林荫道比平时更长。好不容易走到教学楼入口,朋友正等在门口。便看见朋友正在那里等我。一看见朋友的脸,我便想起课间那些愉快的闲聊,低落的心情一下子烟消云散。
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プールにお出かけ、夏休みなどこれから待っている夏の楽しいイベントに思いをはせる。そんなうきうきとした気持ちを最大限に感じさせる大泉の初夏の桜並木が私は大好きだ。
我不禁思绪飘向即将到来的夏日乐事,去游泳池玩耍,迎来令人期待的暑假,还有许许多多充满欢乐的夏日活动。而大泉的这条樱花林荫道,总能将我心中那份对夏日的期待与雀跃尽情唤起。我真的很喜欢这样的初夏樱花林荫道。
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出处:https://www.tsurezure-essay.jp/archives/08th/junior08.html
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