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セロ弾きのゴーシュ
大提琴手高修
(7)
すると狸の子は棒をもってセロの駒の下のところを拍子をとってぽんぽん叩きはじめました。
没想到小狸子竟然拿着鼓棒,对准大提琴弦马下部,和着拍子咚咚地敲打起来。
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それがなかなかうまいので弾いているうちにゴーシュはこれは面白いぞと思いました。
它打鼓技术还真不错,高修拉着拉着,渐渐感到这样合奏也很有意思。
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おしまいまでひいてしまうと狸の子はしばらく首をまげて考えました。
拉完整首曲子后,小狸子歪着头想了一会。
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それからやっと考えついたというように云いました。
然后,像是找到问题般地开口问道:
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「ゴーシュさんはこの二番目の糸をひくときはきたいに遅れるねえ。なんだかぼくがつまずくようになるよ。」
“高修先生,你在拉第二根弦的时候,怎么总是慢半拍呢?好像故意要我栽跟斗似的。”
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たしかにその糸はどんなに手早く弾いてもすこしたってからでないと音が出ないような気がゆうべからしていたのでした。
他昨晚就发觉不论怎样敏捷地运指,第二根弦总是会慢半拍才发出声响。
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「いや、そうかもしれない。このセロは悪いんだよ。」とゴーシュはかなしそうに云いました。
“你说的对,这琴是有问题。”高修有点悲哀地回道。
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すると狸は気の毒そうにしてまたしばらく考えていましたが「どこが悪いんだろうなあ。ではもう一ぺん弾いてくれますか。」
小狸子面露不忍之色,忖度片刻后开口问道:“到底是哪里有问题呢?能不能请你再拉一次看看?”
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“当然可以。”高修又重新拉起来。
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狸の子はさっきのようにとんとん叩きながら時々頭をまげてセロに耳をつけるようにしました。
小狸子仍像方才那样,咚咚地敲着鼓点,不时歪过脑袋,把耳朵贴上琴身。
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そしておしまいまで来たときは今夜もまた東がぼうと明るくなっていました。
一曲终了,东边的天空又泛起了朦胧的鱼肚白。
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狸の子は大へんあわてて譜や棒きれをせなかへしょってゴムテープでぱちんととめておじぎを二つ三つすると急いで外へ出て行ってしまいました。
小狸子慌忙将乐谱和鼓棒往背上一拢,用胶布贴牢后,匆匆鞠了两三个躬,便一溜烟地跑出门外。
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ゴーシュはぼんやりしてしばらくゆうべのこわれたガラスからはいってくる風を吸っていましたが、町へ出て行くまで睡って元気をとり戻そうと急いでねどこへもぐり込みました。
高修呼吸着从昨夜那破窗吹进来的晨风,呆愣了一会儿,才想到得赶在出门前睡一觉养养精神才是,便匆匆钻进被窝里。
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つづく🖌
选自丨「セロ弾きのゴーシュ」
朗読丨石田彰
セロ弾きのゴーシュ(6)