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僕
我
(4)
僕たちが見つけた井戸は、サハラにある普通の井戸とは違っていた。
我们找到的这口井,不同于撒哈拉常见的井。
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サハラの井戸というと、砂地に掘られただけのただの穴にすぎない。
说说到撒哈拉的井,不过是在沙地里挖出的一个洞而已。
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ところがこの井戸は、まるで村にあるような井戸だった。
可这口井,却像是村子里才会有的那种水井。
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「不思議だね。何もかも揃っているよ。滑車も、桶も、綱も。」
“真奇妙。辘轳、水桶、绳索,什么都很齐全。”
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王子さまは笑って綱を掴むと、滑車を動かした。
小王子笑着抓住绳索,转动着辘轳。
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滑車は久しぶりに風を受けた古い風見鶏のように、音を立てて軋んだ。
辘轳如同许久未遇风的旧风向标,吱吱作响。
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「聞こえる?僕たちが起こしてあげたから、井戸が歌っているよ。」
“听到了吗?我们唤醒了这口井,它现在在唱歌呢。”
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王子さまに無理をさせたくなかったので、僕はこう言った。
我不想让小王子太劳累,便对他说道:
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“让我来吧,这对你来说太重了。”
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ゆっくりと桶を井戸の淵まで引き上げ、注意深く置いた。
我慢慢地将桶提到水井的边缘,小心地放下。
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震える水に反射して、太陽の光が煌いた。
阳光反射到荡漾的井水上,波光粼粼。
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「僕、この水が飲みたかったんだ。ねえ、飲ませて。」
“我想喝这个水,给我喝点吧。”
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“这样。你在寻找的,原来是这个啊。”
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僕は王子さまの唇に桶を近づけた。
王子さまは目を閉じて飲んだ。祝福の宴のように、甘い喜びに満ちていた。
小王子像是在享用祝福的盛宴一样,闭着眼睛喝下,心中满溢着喜悦。
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この水は命を長らえるためだけの、ただの飲み水ではなかった。
这水不仅仅是为了活命的、单纯的水。
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それは、星空の下の彷徨から、滑車の歌から、僕の腕の力から生まれたものだ。
它诞生于星空下的行走,诞生于辘轳的歌声,也诞生于我双臂的力量。
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だから、贈り物のように、心に喜びをもたらすのだ。
因此,它像一份礼物,让人由衷感到喜悦。
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子供の頃、クリスマスツリーの光や、真夜中のミサの音楽や、みんなの優しい笑顔が一つに合わさって、僕が受け取るクリスマスプレゼントに、一層の輝きを与えていたように。
在小时候,圣诞树的灯光,子夜弥撒的音乐,以及大家温柔的笑颜,这一切仿佛为我的圣诞礼物增添了额外的光辉。
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「この星の人たちは一つの庭園で五千本の薔薇を育てるのに、自分たちが探しているものを見つけられない。」
“这个星球上的人,能在一个花园里种出五千朵玫瑰,却找不到自己真正追寻的东西。”
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「だけど、みんなが探しているものは、たった一つの薔薇や、ほんの少しの水の中にも見つかるものなのに。」
“可是,他们所寻找的东西,明明从一朵玫瑰花或一点儿水中就可以找到。”
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「でも、目には見えないんだ。心で探さなきゃいけないんだ。」
“但是,那些都是眼睛所看不见,必须要用心去寻找的。”
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夜明けを迎えて、砂は蜂蜜色に染まっていた。
在黎明时分,沙漠被染成了蜂蜜般的颜色。
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その色も僕を満ち足りた気分にしてくれた。
つづく🖌
选自丨「星の王子さま」
諏訪部順一 / 保志総一郎 朗読CD
星の王子さま - 僕(3)