この世()には、「この子()に選ば()れた」と思える()ような猫()との出会い()があります。

おしけんさんは2016年()の夏休み()に趣味()の釣り()を楽しん()でいた時()、1匹()の子猫()から強い()アプローチを受け()、“猫()との生活()”が始まり()ました。

その日()、川()で釣り()をしていたおしけんさんは、たくさん魚()が釣れ()てとても喜ん()でいました。

そんな時()、草()の中()から子猫()の鳴き声()が聞こえ()ました。

必死()な鳴き声()を聞い()て、おしけんさんは「ニャー」と返事()をして、近く()に行き()ました。

すると、子猫()はよちよち歩い()て出()てきました。

おしけんさんの背中()を走り上がり()、頭()に登り()ました。

「降ろし()ても降ろし()ても、体()に登っ()てきました。これほどまでに積極()的()な猫()に出会う()のは初めて()でした」

そのうちに子猫()は目()の前()で川()に落ち()てしまい、おしけんさんは慌て()て救助()したそう。

あまりの猛()アプローチに根負け()し、保護()を決意()し、釣り()を中断()しました。

すると、子猫()は自ら()車()に乗り()、運転()するおしけんさんの膝()で爆睡()。

とてもマイペースな様子()に、おしけんさんは驚き()ました。

子猫()は、やせていてボロボロの状態()でした。

お腹()を空か()せており、家()に帰っ()てからはご飯()をあげたりシャンプーをしたり、とても忙しかっ()たです。

会っ()た時期()が夏()であることと、家()に「ハル」という名前()の先住()の犬()がいたことから、子猫()の名前()は「ナツ」に決め()ました。

お腹()をくだしていたため、保護()当日()に動物()病院()へ連れ()て行き()ましたが、幸い()大きな()病気()などは見つかり()ませんでした。